ビリケンは悪霊である 1

ビリケン
Billiken
下らない記事とお思いだろうが、誰もハッキリとは書いていないようなので、書いておくことにする。
私は今の今まで知らなかった。
これは大阪のものとばかり思っていた。
先ず、これの出自だが、通天閣のビリケン像の台座の下にはこうある。
しかし、この記述には間違いがあるようである。先ず、E. I. Horsma だが、これはつづりが間違っていて、正しくは E. I. Horsman だろう。しかも、それは「奇怪な神の姿を夢見た女流美術家」の名ではなく、ビリケン像を売り出したニューヨークの玩具メーカーの名(E. I. Horsman Co.)であるか、あるいはその創業者の名(Edward Imeson Horsman)であるだろう。
Edward Imeson Horsman
しかし、「奇怪な神の姿を夢見た」のが「女流美術家」だったというのは正しいようである。Wikipedia にはこうある。
元々は1908年にアメリカ合衆国の芸術家フローレンス・プリッツ(Florence Pretz)が制作した像で、彼女が夢の中で見た神秘的な人物の姿がモデルになっているという。これが「幸福の神様」として世界中に流行した。
ビリケンは、ある日夢の中でそのミステリアスな姿を見たと言われているミズーリ州セントルイス*のアメリカ人美術教師/イラストレーター、フローレンス・プリッツによって作られたお守りの人形である。1908年、彼女はビリケンの装飾デザインに関する意匠特許を取得した。そのビリケンの姿は、尖った耳、いたずらっぽい笑み、尖った頭の上の一房の髪の毛を持った小妖精(elf)のようであった。
*どうでもいいことだが、セントルイスではなくカンザスシティとなっている記述もある。
フローレンス・プリッツという人に関する情報は少ないようだ。
フローレンス・プリッツさんその人に関しては、説明も写真も図書館の棚にない。だから、彼女が若くてきれいな人だったか、それとも小太りのおばさんだったかは、今となっては誰もあなたに語れないだろう。… しかしとにかく、彼女がビリケン・ボーイの母親だってことだ。
しかし、私は写真を見つけた。この人である。
「Creator of Billikens」の文字がある。
しかし、私達は怪しむべきである。この人が魔術に、あるいは心霊主義に手を染めていた人ならどうするのか。詳細は分からないのである。
現に、私がこれらの彼女の写真を見つけたのは、アメリカはイリノイ州ワウコンダにあるという「幸運の教会Church of Good Luck」という魔術を実践しているグループのサイトにおいてだった。
彼女に関する話が真実だとして、彼女は要するに、睡眠中の彼女の意識に働きかけてきた霊的存在(spiritual being)であるかも知れないものに同意し、その姿を人形にし、販売し、人々にそれに幸運をお願いするようにと勧めたのである。キリスト教的に言えば、これだけでアウトである。
「尖った耳、いたずらっぽい笑み、尖った頭の上の一房の髪の毛を持った小妖精(elf)のよう」という表現に、人はむしろ「小悪鬼(goblin)」を連想すべきである。(あるいは、ある種の「宇宙人」を。同じことだが。)
またあるいは、マラカイ・マーチン神父の『悪魔の人質』の中の次の一節などを。憑霊に悩まされている犠牲者の目に映じた悪霊の姿である。
金髪と言っても、著しく尖った頭のてっぺんに安っぽいかつらのようにのっかっているしろものである。
ケースIV 「サンフランシスコの寂しいDJ」
その霊はそのような容姿でヘラヘラとてきとうなことを言ったのである。
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